昭和青の洞門

路線
施工 1960年
延長 221m

1.8m

高さ 2.2m

東口

見事草木に隠れてしまっているが、ここが青の洞門の入り口である。
道より1mほど高いところに入り口がある。
このトンネルが造られた歴史は、昭和32年にのぼるす。
当時、今の犬伏トンネルや田沢トンネルなど存在しなかったため、当然山を迂回していた。
しかし、冬場になると豪雪のために、通ることが容易ではなかった。そこで、この雪中隧道が掘られた。
昭和32年〜35年に第1トンネルが、38年に第2トンネルが完成した。
写真の青の洞門は第1トンネルで、長さは221mとなっている。中には電灯は無く、当時はろうそく等を用いて通っていた。

昭和50年まで使われていたが、田沢トンネルと犬伏トンネルの開通により、使われなくなった。
資料によると第2トンネルは394mと、第1トンネルより100m以上も長い。

ちなみに電灯は昭和38年頃に設置されたが、当時の電球は寿命が短く、また何者かに盗まれることもあったらしく、すぐに廃止された。

この洞門について、廃報アーカイブ様が詳しく調査していますので、ご覧ください。
東口

反対側はかなり見つけにくいらしく、行っていない。
内部に入ることはできない(崩落等の危険性があるため)。
田沢・犬伏トンネルが開通する昭和50年代まで使われ続けた。